アメリカ人の価値観 2009 3 22

 2003年、りそな銀行は、経営再建のために、
巨額の公的資金の注入を受けました。
 経営の失敗を税金で救済する事態になったわけですから、
りそな銀行の銀行員は、ボーナスなし、給料カットとなりました。
高給取りだった銀行員の家庭も、これでは生活が苦しくなりましたので、
急遽、妻がパートで働くなど、大変な苦労をしたと聞いています。
なかには、それでも、生活が苦しくて、
銀行から「緊急融資」を受ける銀行員もいたそうです。
 それでも、りそな銀行の銀行員は、
銀行の再建を目指して、日夜、努力したのです。
 そんな銀行員の姿を見て、多くの国民は、
巨額の税金を使うことに納得したのです。
 ビル・トッテン氏は、著書の中で、
アメリカ型社会について、こう嘆いています。
「こういう社会では、カネが唯一の価値観になる。
そんな大人の姿を見せておいて、
子供に『お金よりも大切なものがある』と教えたところで、
信じろという方に無理がある」
 逆境の中でこそ、アメリカ型社会の正体は、わかるのです。
アメリカ人よ、
ビル・トッテン氏が言っていることは、
「嘘だ」と、行動で示してほしい。
 アメリカにおける金融危機と再建は、
世界中の人々が、注目をしているのです。
くれぐれも、全世界に恥をさらすようなことはしないように。


















































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